冷凍機構成機器
レシプロ圧縮機
BOCK社のCO2圧縮機の特徴
BOCK社ではCO2を冷媒に使用する130Barの高耐圧、トランスクリティカル(超臨界)圧縮機と、設計圧力43Barの中耐圧・サブクリティカル(臨界)圧縮機の2つのカテゴリーの圧縮機を製造しています。
CO2はオゾン層破壊や地球温暖化に悪影響がない上、無臭無害なため、ヨーロッパではスーパーマーケットで急速に普及が進んでいます。
BOCK社のレシプロ圧縮機は中央冷却方式で、ショーケースの圧縮したCO2冷媒を送り込みます。
1つの冷凍機ユニットを低温(-22℃)と中温(0℃前後)のショーケースを同時に冷却することができます。
大手スーパーマーケットを中心にCO2冷媒を採用する動きが世界中で広がっていて、近い将来CO2時代が来ることでしょう。
日本熱源システムでは、滋賀工場でCO2冷凍機システムと冷蔵ショーケース、冷凍ショーケースをつなぎ実際に運転するデモストレーション機を設置しました。見学ご希望の方はご連絡下さい。
BOCKレシプロ冷凍機
半密閉レシプロ圧縮機
- 用途
- 地中熱ヒートポンプ
- CO2冷却装置
- 店舗用コンデンシングユニット
- CO2用冷凍機
- 50bar サブクリティカル
- 120bar トランスクリティカル
- スーパーのショーケース冷却
- 構造
- モーター内蔵
- 高COPを実現するスムーズなガスフロー構造
- オイルポンプを標準装備して信頼の運転を実現
半密閉型・モータ構成
冷媒冷却方式:HGシリーズ
空冷ファン冷却方式:HAシリーズ
半密閉レシプロ圧縮機の冷媒の流れ
HGシリーズ
- 冷媒吸入ガスがモーターを冷却し圧縮機に流入します。
HAシリーズ
- モータは外付けの空冷ファンにて冷却されます。冷媒吸入ガスは圧縮機に直接流入します。
- -20℃以下の低温用途に使用します。
安全・信頼性が高いオイル供給システム
- シャフトの回転方向に左右されないオイル供給システム
- 十分な容量のオイルだめ(クランクケース)を内蔵
摩耗に強く 耐久性が高い駆動部
- 低摩擦のスリーブベアリングの採用
- 表面硬度を高める処理をし耐摩耗性が高いクランクシャフト
- アルミ製ピストン及び3重のピストンリング
- アルミ製コネクティングロッド
インバータ制御機
- 全機種、インバータ搭載可能です。
- 25%の省エネルギーを実現します。
(インバータ制御盤 別置きタイプ)
(インバータ制御盤 一体タイプ)
- インバータ制御の場合には常に全シリンダが運転する一方で、回転数の増減によって運転容量を制御します。
その結果、圧力変動が少ない、安定した運転を実現できます。
シリンダ制御とインバータ制御の運転比
バルブプレート
- 吐出側と吸入側のバルブプレートが一体となっています。
- バルブは衝撃に強い板バネ製です。